自動車整備士試験勉強 始めました~(^^♪

自動車整備士資格試験を解く

リクエスト:2級ABS 2

自動車整備士資格の勉強始めました

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制動力の制御


(イ)制動特性及びコーナリング特性
図 に示す特性曲線は,制動特性及びコーナリング特性について,タイヤと路面間の摩擦係数とタイヤのスリップ率の関係を表した例である。

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ブレーキ特性については,
おおよそスリップ率が 20 %前後で摩擦係数が最大となるが,
以後スリップ率が増すに伴い減少する。

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コーナリング特性については,
スリップ率が増大するに伴い摩擦係数は減少する。この傾向は高い摩擦係数の路面でも低い摩擦係数の路面でも同じである。


したがって,車輪がロック(スリップ率 100 % )すると制動力が低下して,制動距離が長くなると共に,コーナリング・フォースが失われて操縦安定性,方向安定性が損なわれてスピンを起こすことになる。


ABS は,制動力とコーナリング・フォースの両方を確保するため,
図に示す斜線部( E )の範囲に,タイヤのスリップ率を収めるように制動力を制御する装置である。