エンジンの故障診断:平成27年3月実施1級小型問題33
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エンジンの故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
(1)水温センサ系統の点検において,水温センサのコネクタを外した状態でハーネス側コネクタの両端子間の電圧が5Vの場合,アース線の断線は考えられるが,信号線及びエンジンECUの不良は考えられない。
(2)パルス・ジェネレータ式のクランク角センサ系統のダイアグノーシス・コードが出力するときに,クランク角センサ信号電圧波形を,センサのコネクタとエンジンECUのコネクタを接続状態で,それぞれハーネス側のコネクタで点検した結果,センサ側は正常波形で,エンジンECU側には波形が表示されない場合,信号線の断線は考えられるが,アース線の断線は考えられない。
(3)ダイアグノーシス・コードの検出に点火確認信号を用いている点火システムの点検において,すべての気筒に,点火系のダイアグノーシス・コードが同時に出力する場合,点火指示信号の不具合は考えられるが,点火確認信号の不具合は考えられない。
(4)外部診断器による最大表示値が145kPaのバキューム・センサの点検において,バキューム・センサのコネクタを外し,そのハーネス側コネクタの信号線とアース線を短絡させたときに外部診断器の表示が145kPaで変化しない場合,バキューム・センサ以外の断線は考えられるが,バキューム・センサの断線は考えられない。
解く
(1)水温センサ系統の点検において,水温センサのコネクタを外した状態でハーネス側コネクタの両端子間の電圧が5Vの場合,アース線の断線は考えられるが,信号線及びエンジンECUの不良は考えられない。
不適切
アース線の断線は考えられない
(2)パルス・ジェネレータ式のクランク角センサ系統のダイアグノーシス・コードが出力するときに,クランク角センサ信号電圧波形を,センサのコネクタとエンジンECUのコネクタを接続状態で,それぞれハーネス側のコネクタで点検した結果,センサ側は正常波形で,エンジンECU側には波形が表示されない場合,信号線の断線は考えられるが,アース線の断線は考えられない。
不適切
アース線の断線は考えられる
(3)ダイアグノーシス・コードの検出に点火確認信号を用いている点火システムの点検において,すべての気筒に,点火系のダイアグノーシス・コードが同時に出力する場合,点火指示信号の不具合は考えられるが,点火確認信号の不具合は考えられない。
不適切
(3)ダイアグノーシス・コードの検出に点火確認信号を用いている点火システムの点検において,すべての気筒に,点火系のダイアグノーシス・コードが同時に出力する場合,点火確認信号の不具合は考えられる。
(4)外部診断器による最大表示値が145kPaのバキューム・センサの点検において,バキューム・センサのコネクタを外し,そのハーネス側コネクタの信号線とアース線を短絡させたときに外部診断器の表示が145kPaで変化しない場合,バキューム・センサ以外の断線は考えられるが,バキューム・センサの断線は考えられない。
適切
よって答えは(4)