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Lジェトロニック方式エンジンの不具合点検において,O2センサ信号電圧の点検結果と故障診断に関する記述:平成28年3月実施1級小型問題34

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Lジェトロニック方式エンジンの不具合点検において,暖機後無負荷アイドリング状態におけるO2センサ信号電圧の点検結果と故障診断に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。


(1)O2センサ信号電圧が0V付近で一定の場合,「プレッシャ・レギュレータ不良による燃圧の低下」は考えられるが,「エア・フロー・メータの信号線の接触抵抗増大」は考えられない。
(2)O2センサ信号電圧が1V付近で一定の場合,「エア・フロー・メータの信号電圧のHi側への特性ずれ」が考えられ,「エア・フロー・メータのアース線の接触抵抗増大」も考えられる。
(3)O2センサ信号電圧が0V付近で一定の場合,「水温センサの信号電圧のHi側への特性ずれ」は考えられるが,「水温センサのアース線の接触抵抗増大」は考えられない。
(4)O2センサ信号電圧が1V付近で一定の場合,「プレッシャ・レギュレータのダイヤフラムの破れ」が考えられ,「フューエル・ポンプのフィルタの詰まり」も考えられる。

解く
(1)O2センサ信号電圧が0V付近で一定の場合,「プレッシャ・レギュレータ不良による燃圧の低下」は考えられるが,「エア・フロー・メータの信号線の接触抵抗増大」は考えられない。 
不適切
プレッシャ・レギュレータ不良による燃圧の低下:考えられる
燃料噴射量減→空燃比大→O2センサ信号電圧が0V付近で一定

エア・フロー・メータの信号線の接触抵抗増大:考えられる
信号線に接触抵抗を追加して考えると,正常な信号電圧は分圧されて低下するので,実際の空気量より少ない量の信号電圧がが入力される。
よって空燃比が大きくなり,O2センサ信号電圧が0V付近で一定になる。

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(2)O2センサ信号電圧が1V付近で一定の場合,「エア・フロー・メータの信号電圧のHi側への特性ずれ」が考えられ,「エア・フロー・メータのアース線の接触抵抗増大」も考えられる。
適切
エア・フロー・メータの信号電圧のHi側への特性ずれ:考えられる
実際の吸入空気量よりも多いという信号が入力されるので、空燃比は小さくなり,O2センサ信号電圧が1V付近で一定になる。

 

エア・フロー・メータのアース線の接触抵抗増大:考えられる
下図のような電圧になり,極端な例だが,電源電圧が入力され,空燃比は小さくなり,O2センサ信号電圧が1V付近で一定になる。

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(3)O2センサ信号電圧が0V付近で一定の場合,「水温センサの信号電圧のHi側への特性ずれ」は考えられるが,「水温センサのアース線の接触抵抗増大」は考えられない。
不適切
水温センサの信号電圧のHi側への特性ずれ:考えられない
ECU内抵抗との分圧電圧が信号電圧になるので,Hi側への特性ずれは,水温センサの抵抗が大きくなるので水温が低い状態である。
燃料は増量補正がかかるので空燃比は小さくなる。よってO2センサ信号電圧が1V付近で一定になる。

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水温センサのアース線の接触抵抗増大:考えられない
接触抵抗が水温センサの抵抗に上乗せされて信号電圧となるので,水温センサの信号電圧のHi側への特性ずれとなる。
よってO2センサ信号電圧が1V付近で一定になる。

 

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(4)O2センサ信号電圧が1V付近で一定の場合,「プレッシャ・レギュレータのダイヤフラムの破れ」が考えられ,「フューエル・ポンプのフィルタの詰まり」も考えられる。
不適切
プレッシャ・レギュレータのダイヤフラムの破れ:考えられる
燃圧の調整ができず圧力を低下させることができなくなるので,燃料が増量され,空燃比は小さくなりO2センサ信号電圧が1V付近で一定

フューエル・ポンプのフィルタの詰まり:考えられない
燃料が少なくなる。空燃比は大きくなり,O2センサ信号電圧が0V付近で一定となる。

 

よって答えは(2)