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SRSエア・バッグ・システム及びプリテンショナ・シート・ベルトに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
(1)助手席エア・バッグの2ndインフレータの作動タイミングは,衝突状況(衝突シビアリティ検出ロジック出力)とシート・ベルト・バックル・スイッチのON・OFFにより制御され,高速衝突時では1stインフレータと同時に作動する。
(2)プリテンショナ・シート・ベルトのロード・リミッタが作動を開始すると,ロッキング・ベースの底付きによりストッパの回転は停止するものの,トーション・バーのねじれ分だけボビンが回転するため,シート・ベルトが繰り出される。
(3)エア・バッグを作動処理する場合,作動したエア・バッグは高温になっているため,30分以上放置して冷却する必要があるが,水などをかけて強制冷却してはならない。また,作動処理した工ア・バッグを廃車と共に処理する場合は,元々ユニットが装着されていた車両内に戻し,車両と共に廃棄する。
(4)プリテンショナ・シート・ベルトの作動は,センサに基準となる閾値以上の衝撃が加わると,ガス・ジェネレータ点火回路に電流が流れて着火剤などが燃焼し,そのガスの流れによりストリップの可動部が押し広げられるため,シート・ベルトが巻き取られる。
解く
(1)助手席エア・バッグの2ndインフレータの作動タイミングは,衝突状況(衝突シビアリティ検出ロジック出力)とシート・ベルト・バックル・スイッチのON・OFFにより制御され,高速衝突時では1stインフレータと同時に作動する。
適切
(2)プリテンショナ・シート・ベルトのロード・リミッタが作動を開始すると,ロッキング・ベースの底付きによりストッパの回転は停止するものの,トーション・バーのねじれ分だけボビンが回転するため,シート・ベルトが繰り出される。
不適切
適切な内容に訂正
(2)プリテンショナ・シート・ベルトのロード・リミッタが作動を開始すると,ロッキング・ベースの底付きによりストッパの回転は停止し,ボビンの回転も停止し,ベルトの繰り出しが止まる
(3)エア・バッグを作動処理する場合,作動したエア・バッグは高温になっているため,30分以上放置して冷却する必要があるが,水などをかけて強制冷却してはならない。また,作動処理した工ア・バッグを廃車と共に処理する場合は,元々ユニットが装着されていた車両内に戻し,車両と共に廃棄する。
適切
(4)プリテンショナ・シート・ベルトの作動は,センサに基準となる閾値以上の衝撃が加わると,ガス・ジェネレータ点火回路に電流が流れて着火剤などが燃焼し,そのガスの流れによりストリップの可動部が押し広げられるため,シート・ベルトが巻き取られる。
適切
よって答えは（2）
