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圧縮天然ガス(CNG)自動車:平成29年3月実施1級小型問題14

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↑リンク腕試し過去問で

圧縮天然ガス(CNG)自動車に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1)CNG燃料圧力計(置針式)は,エンジン側の燃料遮断弁より上流の圧力を表示しており,CNGの充てん直後は,圧縮に伴うガス温度上昇により,ガス圧力が高く表示されるが,ガス温度の低下と共に圧力は低下する。
(2)エンジン側の燃料遮断弁は,CNGレギュレータとCNGインジェクタ間に取り付けられており,エンジンへの燃料供給装置及び安全装置としての役割を持っている。エンジン停止時は,燃料遮断弁内のソレノイド・バルブをOFFして燃料を遮断している。
(3)自動車用天然ガスは,CH4を主成分としたガスで,空気より軽く(対空気比重0.65),また,燃焼下限界(燃焼することのできる空気中の燃科濃度の下限)が,他の燃料(自動車用の液体燃料)に対して高い(約4.5%)。更に,COや鉛などの毒性物質を含んでいないため,中毒性の心配がないという特徴がある。
(4)CNG燃料充てん口は,燃料の充てん時に充てんノズルがノズル挿入部へ装着されると,逆止弁が押され充てん可能となる。また,安全性確保の観点から,フィラ・リッドが開いているときには,スタータ・モータが回せないシステムとなっている。

解く
(1)CNG燃料圧力計(置針式)は,エンジン側の燃料遮断弁より上流の圧力を表示しており,CNGの充てん直後は,圧縮に伴うガス温度上昇により,ガス圧力が高く表示されるが,ガス温度の低下と共に圧力は低下する。
適切

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(2)エンジン側の燃料遮断弁は,CNGレギュレータとCNGインジェクタ間に取り付けられており,エンジンへの燃料供給装置及び安全装置としての役割を持っている。エンジン停止時は,燃料遮断弁内のソレノイド・バルブをOFFして燃料を遮断している。

不適切
適切な内容に訂正
(2)エンジン側の燃料遮断弁は,燃料フィルタとCNGレギュレータ間に取り付けられており,エンジンへの燃料供給装置及び安全装置としての役割を持っている。エンジン停止時は,燃料遮断弁内のソレノイド・バルブをOFFして燃料を遮断している。

 

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(3)自動車用天然ガスは,CH4を主成分としたガスで,空気より軽く(対空気比重0.65),また,燃焼下限界(燃焼することのできる空気中の燃科濃度の下限)が,他の燃料(自動車用の液体燃料)に対して高い(約4.5%)。更に,COや鉛などの毒性物質を含んでいないため,中毒性の心配がないという特徴がある。
適切
(4)CNG燃料充てん口は,燃料の充てん時に充てんノズルがノズル挿入部へ装着されると,逆止弁が押され充てん可能となる。また,安全性確保の観点から,フィラ・リッドが開いているときには,スタータ・モータが回せないシステムとなっている。
適切

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よって答えは(2)